盧舎那仏坐像 東大寺

奈良時代 銅造・鍍金 像高1490cm 〈国宝〉

聖武天皇の国家プロジェクトとして天平宝字元年(757年)に造立された。戦や災害などで何度も惨事にあい、再興が繰り返され、現在みることができる像は、江戸時代に入った元禄三年(1690年)に造立されたもの。 度重なる災厄にあいながらも、右肘の内側から腹、膝前から両袖の大半、台座の大半は造立当初のもので(諸説あり)、太平洋戦争の被害に遭わず現在まで残っているのは奇跡に近い。 日本史上最大の大作であり、1300年にわたって日本人の心に残り続けてきた仏像である。 大仏の尊名である「盧舎那仏」とは、華厳経に説かれる「蓮華蔵世界」の中心仏で、この世界の中心、この世界そのものとされる絶対的な仏である。
〈写真提供〉飛鳥園

[ 奈良大和路ポスター2020 ]
Client:奈良県・奈良市・JR西日本・近畿日本鉄道・奈良交通
Art Direction:立花幹也
Design:Yellow dog studio
Photo:小川光三(飛鳥園)
Printing:岡村印刷工業

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